

永和二年碑は、板碑(いたび)と呼ばれる仏教遺物(ぶっきょういぶつ)の一種で、仏像を安置して供養(くよう)する代りに建てた石塔婆(いしとうば)です。
小川の中から発見されたと言われていますが、現在は住吉神社境内(けいだい)の旧県道13号線沿いに設置されています。
一部欠損があるものの種子(しゅじ)、銘文とも判読(はんどく)でき、上部には
「アーンク(胎蔵界(たいぞうかい)
大日如来(だいにちにょらい))」(「アク(不空成就如来など)」と解する説もあり)を刻し、
種子の下に涅槃経(ねはんきょう)の一説が記され、
続いて願主(がんしゅ)の父親の33回忌供養を
表す趣意と、南北朝(なんぼくちょう)時代の北朝の年号である永和2年(1376)の紀年を刻しています。
高さは64cm、幅は39cm、石質は輝石(きせき)安山岩(あんざんがん)です。
平成11年3月24日、湯沢市の指定文化財に登録されました。
所在地 秋田県湯沢市二井田字掵上15(住吉神社境内)
